学校生活を有意義に過ごすには?環境を作る行動心理学

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みなさん、お子さんをお持ちでしょうか?

現在お持ちの方も、これから生まれてくる方も大切なお子さんが学校環境に馴染めるか心配だと思います。

「もう学校に行きたくない」「転向したい」などの言葉は口にしてほしくないですよね?

子供にいじめなく、学校環境に慣れさせてあげたい。学校環境に慣れるにはどのようなことが必要なのか知りたい。

そのように思っていると思います。

そこで今回は、子供が学校環境に適応するために必要な行動を紹介し、充実した学生生活を送るお手伝いをします。

 

今回引用した論文は以下の通りです。

大久保 智生 「青年の学校への適応感とその規定要因」 教育心理学研究所 2005

八田 純子 「いじめ被害経験者の原因帰属および対処法」 愛知学院大学心身科学部紀要第3号 2007

 

 

 

■1 学校環境に慣れるには?

 

 

3つの学校環境とは?

 

まずは学校の環境を3つに分けたいと思います。

1つ目が友人との関係です。

おそらく、家族と同じかそれ以上の時間を共に過ごす友人との関係は、学校での生活に大きな影響を及ぼします。

2つ目が学業成績です。

学生の本業は勉強ということで、成績を取ることで学校での位置づけも変化してきます。

最後の3つ目が教師との関係です。

学校の先生は、子供にとって親代わりのような存在です。その教師の影響は大きく、問題が発生したり悩みを抱えているときに、教師がどの程度親身に対処するかで、生徒の生活が変わってきます。

今回は、学校環境がこの3つの環境で構成されると考えて、この3つの環境をうまく築くことを目標にして話を進めていこうと思います。

 

3つの関係に必要な要素

 

友人との関係・学業・教師との関係をしっかりと築くにはどのような要素が求められてくるのでしょうか?

今回の実験で明らかになった要素は、「居心地の良さ」「課題・目的の有無」「被信頼・受容感」「劣等感のなさ」の4つです。

以下の表は、各関係において4つの要素がどのくらい必要かを示しています。

例えば友人との関係では、その関係に馴染むためには、この4つすべての要素が必要であることが分かっています。

一方で、学業に関しては「劣等感のなさ」は逆に少ないほうが適応できるといわれています。

つまり、友人関係において劣等感は障害となりますが、学業においては劣等感が自身のやる気を引き出すために重要になってくるのです。

また、教師との関係においては、被信頼・受容感以外はあまり重要ではないようです。

このように、それぞれの関係によって必要なものは異なってきますが、必要な要素の多さから「友人関係が最も難しい」ということが分かります。

たしかに、いじめなどの問題の多くが友人関係からくるものであり、やはりデリケートな関係なのでしょう。

 

必要な要素を獲得するための行動

 

続いて、上で示した関係構築のために、必要な要素の具体的な獲得方法について説明していきたいと思います。

 

部活動・習い事 : 学校外活動をすることは大切です。その活動を通して、共通の目標をもった友人と親しくなれるのに加えて、協調性を身につけられるため、信頼感獲得に繋がります。

 

 

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委員会活動 : 学校内での役割を持つことも大切です。自分の役割があると責任感が生まれ、不登校防止になりますし、信頼の獲得も期待されます。

話を聞いてあげる : 子供に責任感を与える方法として家で子供の話を聞いてあげることも有効です。学校でどんな委員会に入っているのか、習い事での役割は何かをアウトプットさせてあげることで、子供は自覚を持つようになります。

 

子供が学校環境に馴染むには、自分で立場を作り、信頼を得られるように自ら行動することも大切ですが、習い事や日々の会話のなかで親御さんにも協力できることがあります。

時には協力してあげることも必要なのではないでしょうか?

 

 

 

■2 環境を壊すいじめについて

 

 

さて、ここまで良い学校環境を作る方法について述べてきましたが、逆に壊すものについても対策が必要です。

学校環境を壊すもの、それは「いじめ」です。

いじめが原因で友人関係がなくなり、教師との関係も壊れ、学業不振にもなるということはよくあります。

以下ではそんないじめの被害・対処法を紹介していきたいと思います。

 

いじめの被害

 

いじめの原因として最も多いのが、言葉による誹謗中傷です。

この誹謗中傷による精神的ダメージはかなり深刻なものであるといわれています。

言葉による攻撃は1回では終わらず、繰り返し行われるため、自尊心の低下や慢性的な抗うつ・感情の鈍麻化などの症状がでることも。

 

このような精神被害のもう一つの問題として、周囲に気づかれにくいという点があります。

この気づきにくさのせいで、先生に相談しても信じてもらえず、その結果先生への不信へと繋がったりします。

 

いじめの対処法

 

いじめを実際に体験したことのある人たちへ行ったアンケートで、最も効果があると明らかになったのは、「誰かにその事実を話した」という他者へ打ち明ける方法です。

理想的であるのは相手に立ち向かうことなのですが、それはあまり現実的ではないので避けたほうがいいでしょう。

その点他者へ打ち明けるという方法は、抗うつや孤独感の軽減、相手に受容されることによる自尊心の向上など、いじめ対策としてやはり有効であると考えられます。

 

 

 

 

■3 学校環境に適応することのメリット

 

 

最後に、学校環境に適応することでどのようなメリットがあるのかについて話していきたいと思います。

子供たちの中には、一匹狼というような一人でいることが好きで、周りとの関係を嫌う子もいます。

「勉強さえ出来ていれば、友達との付き合いなんてどうでもいい」と考える親もいると思います。

しかし、Brich&Laddはこのような言葉を残しています。

 

「好ましい学校への知覚や感情を持つ子供は、学校で居心地の良さを感じやすく、教育の経験からより学習や利益を獲得できるだろう」

 

つまり、学校環境に馴染むことで、より大きな学びを得ることができるのです。

そして、ここでの学びというのは、多くの意味を含んでいます。

それは、自分以外の人の価値観に触れることや、自分自身を見つめ直すことなど数えればキリがありません。

学校環境は子供たちの成長のためにも、良いに越したことはないのです。

 

 

■4 まとめ

 

 

子供が学校環境に適応するのに必要なことは何なのか?というテーマでここまで書いてきました。

学校には、友人関係・学業成績・教師との関係の3つの関係があり、その関係を良好にするには「居心地の良さ」「課題・目的の存在」「被信頼・受容感」「劣等感のなさ」の4つの要素がありました。

これらの要素を獲得するためには、子供自身の行動も大切ですが、親御さんにもできることがあります。

学校環境というものは子供の成長にとって大切なもので、その後の人生も左右します。

少しくらい手を貸してあげてもいいのではないでしょうか?

最後に、みなさんのお子さんが素晴らしい学生生活を送れることを願っています。

 

 



今回の記事はここまでです!最後までご覧いただきありがとうございました。

この記事のほかにも皆様のお役に立てるであろう記事を書いていますので、よかったらぜひそちらもご覧ください!

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