知っておいて損なし!子供の不登校からの復帰への9ステップ【不登校の心理学】

スポンサードリンク

さて、いよいよ不登校編の最終回となりました。

まあ、最終回といっても全部で3回しかなく、前編では不登校初期段階での注意点、後編では長期化してきた不登校への対策法と、比較的コンパクトに不登校について話してきました。

一応、この記事から見始めた方のために前編と後編を下に掲載しておきます。

 

「不登校からの立ち直り」心理学が明かす初期段階で気をつけるべき5つのこと

2019年4月10日

子供の長期化した不登校にはメンタルフレンドがオススメ!【不登校の心理学】

2019年4月11日

 

では今回はどのような内容かというと、今回は実際のカウンセリングの場でも行われている学校復帰の過程を紹介していきたいと思っています。

実際に不登校のお子さんをお持ちの方がその治療の参考になることはもちろん、不登校に関する知識としてその復帰過程をしっておきたいという方にも”ため”になる記事だと思っています。

ぜひ、最後までご覧ください!

 

参考文献

竹中哲夫 「不登校・ひきこもりの理解と回復への援助ー健康心理学 (ポジティブ心理学) 的アプローチー」 日本福祉大学社会福祉学部・日本福祉大学福祉社会開発研究所 「日本福祉大学社会福祉論集」 第112号 2005年

 

 

 

■1 子供の不登校からの復帰への9ステップ

 

 

ステップの概要

① メンタル・フレンドを依頼する。

② 家庭教師を依頼する。ある程度事情を理解してもらう。

③ (塾) に通う. 学童保育などに通う。地域の居場所を活用する。地域によっては, たまり場, フリースペース, フリースクールなども活用できる。

④ 学校の外に活動・生活の場を見つけるー相談機関への通所, キャンプへの参加。(さらに児童福祉施設などを生活の場として利用することもある)

⑤ 学校を家庭に移動する(訪問教育)。学校によっては, 援助の工夫の範囲で実施している。制度的には一部の自治体で試行され始めた段階である。

⑥ 学校を外に出す(適応指導教室等) -興味ある多様な体験-ボランティア

⑦ 通常の学校の教室以外の部分に通う(保健室登校, 相談室登校等)。

⑧ スクールカウンセラーの活用通常の学校に部分的に通う(午前中登校, 土曜日登校など)。

⑨ 通常の学校に通常に通う。

 

以下では、このステップを詳しく説明していきます。

 

 

STEP1: メンタルフレンドを活用する

 

長期間不登校であった子供は、対人関係や外出などに不安を覚えていることが多いです。

そのため、いきなり知り合いに合わせたり、先生にあわせたりするのは気が引けてしまい、得策ではありません。

 

まずは、学生などがボランティアで行っているメンタルフレンドのような比較的話しやすく、初対面である人と対人関係を築かせてあげることが有効です。

 

子供の長期化した不登校にはメンタルフレンドがオススメ!【不登校の心理学】

2019年4月11日

 

 

STEP2: 家庭教師を依頼する

 

次のステップとして、家庭教師を依頼してみましょう。

家庭教師というのは、多くの人が過去に何度かは不登校の子供を受け持ったことがあるものです。

実際に雇ってみて子供が意欲を見せなくとも、家庭教師の方に事情を話すことで親御さんの気持ちもスッキリするでしょうし、なんらかのアドバイスをもらえるかもしれません。

1度試してみる価値はあると思います。

 

 

 

 

STEP3: 塾・地域施設に通う

 

家庭教師やメンタルフレンドを通して対人関係に免疫がついてきたら、少し行動範囲を広げてみましょう。

例えば個別塾に通わせてあげるとか、地域によっては児童施設やフリースペースなど程よく人と触れ合える場があるので、そのような場所を活用するといいでしょう。

また、近年はフリースクールという不登校の子供に居場所を提供する学校もあります。

 

 

フリースクールについて詳しく知りたい方はこちらのサイトをチェック←←

 

 

STEP4: 学校の外に学習・生活の場を見つける

 

このステップでは、学校の外に居場所を見つけることを目指します。

例えば、カウンセリングなどの相談機関に通ったりキャンプに参加するなど、学校の外で学習・生活の場を見つけることで帰る場所ができ、また学校で失敗しても大丈夫という安心感を得ることができます。

また、たとえこの行動が復帰に繋がらなくとも、不登校という休みの期間を有意義に活用できるという点で決して無駄な行動ではありません

 

 

STEP5: 学校を家庭に移動する

 

さて、いよいよ本格的に子供を学校に近づけていく過程に入っていきます。

学校を家庭に移動するというのは、訪問教育のことです。

 

訪問教育は、各都道府県及び市町村教育委員会が不登校などの理由で学校に通えない児童に対して行う支援であり、教員は自立活動を主とした指導を行う。日常生活技能、移動、コミュニケーション、集団参加などが取り上げられる。指導時間は週2回4時間程度で行うのが一般的である。

(コトバンクより引用)

 

つまり、いきなり学校に行くのではなく、教員を家に招き自立活動の指導を行いながら徐々に教師との関係を取り戻していきます。

 

 

STEP6: 学校を外に出す

 

 

次のステップとして、外の学校を利用します。

例えばボランティアなどの体験を通して学習していき、学びに対する抵抗を減らす段階になります。

 

 

STEP7: 通常の学校の教室以外の部分に通う

 

いよいよ終盤です。

この段階では、通常の学校の教室以外の部分、つまり保健室やカウンセラーのいる相談室への登校を目指します。

保健室登校は不登校の子供の復帰過程として有名ですよね。

保健室は子供にとって学ぶ場というより休める場というイメージが強く、同級生も特別な事情がない限りあまり足を踏み入れない部屋なので、登校への第一歩として最適です。

 

 

STEP8: 通常の学校に部分的に通う

 

保健室登校に慣れてきたら、同級生のいるクラスに部分的に通い始めます。

例えば午前中だけ登校してみたり、週に二日(例えば水曜と金曜だけ)だけ通ってみるという風に、徐々に慣らしていきます。

ここでまた問題が発生したら前の段階へ戻ってもいいでしょう。

無理をさせることだけは絶対ダメです。

 

 

STEP9: 通常の学校に通常に通う

 

さて、ここまで進めたらもう大丈夫です。

不登校になる前と同じように月曜から金曜まで学校に行き、みんなと同じ時間に登校し下校するようにしましょう。

注意点ですが、また休みたいと言ってきたときは、素直に許してあげましょう。

何度も言いますが、不登校は長い闘いです。

子供がまだそのステップに進めないと感じたら前のステップに戻りましょう。

子供は成長します。我慢を繰り返すことできっとすぐ次のステップに進めることでしょう。

 

 

■2 まとめ

 

 

今回は、不登校の子供が学校に復帰するためのステップを9つ紹介しました。

実はこのステップ、1→9の順で行うことで長い不登校期間からの復帰・回復を目指せるのに加え、9→1の順で行うことで学校生活に悩んでいる子供に対して学校の取り組みを緩やかにしてあげる効果があります。

また、学校に対する取り組みである5~9と学校外の取り組みである1~4を並行して行う方も多くいます。

試行錯誤しながら、ゆっくり時間をかけてお子さんに最適な方法を見つけ出してください。

 

最後に、不登校という問題は簡単なものではありません。

時間もかかりますし、なにより家族だけで解決できるものでもないのです。

ぜひ、相談機関と時間をかけてゆっくりと対処していってください。




今回の記事はここまでです!最後までご覧いただきありがとうございました。

この記事には前編と後編があります。下に掲載しておくのでぜひご覧ください!

 

「不登校からの立ち直り」心理学が明かす初期段階で気をつけるべき5つのこと

2019年4月10日

子供の長期化した不登校にはメンタルフレンドがオススメ!【不登校の心理学】

2019年4月11日

 

スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です