行動心理学によるチーズケーキ実験!ご褒美消費を防止するプライミングとは?

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近年、日本人女性の3人に1人がダイエットをしているといわれ、過度なダイエットによる摂食障害などが社会問題化しています。

しかし、そのようなダイエット女子がいる一方で、行動の報酬としておいしいスイーツを食べるなどの、「プチ贅沢」と呼ばれるご褒美消費が増えています。

このご褒美消費というのは一種の薬物のようであり、その誘惑に勝つことは困難を極めます。

その結果、女性を徐々に太らせるという女性にとって厄介な行動なのです。

 

そこで今回は、

ご褒美消費をやめたくても、なかなかやめられない。防止する方法を知りたい。

そのような方に向けて、行動心理学で明らかになったご褒美消費に向かわせないようにする要因を紹介し、その要因を生み出す方法を紹介します

 

今回引用した論文は以下の通りです。

田中 久美子 「ダイエットプライミングと摂食抑制が仮想的スイーツ選択に及ぼす影響ー質問紙による調査的研究ー」 2018 jornal of health Psychology Research Vol.30 No.2,55-63

 

 

 

■1 ご褒美消費を防止するプライミングとは?

 

 

プライミングとは、目標の心的表象を喚起する手がかり (cues) が,その目 標を追求する行動を無意識的に活性化させるという Bargh (1990) の自動動機理論 (auto-motive theory)と定義されています。

 

意味わかりませんよね。

勉強を例に簡単に説明しますと、勉強の目標が成績を上げることだとします。

そこへゲームがしたいという成績を上げる邪魔をする欲が生まれます。

そんな時、勉強に関連する言葉、例えば数学・テストなどを目にする、耳にすることによって、ゲームではなく勉強に向かいやすくなるという理論です。

 

 つまり、目標に関連する言葉が、その目標達成の邪魔をする要因を弱くさせるということです。

 

理解できましたか?

続いて、このプライミングが実際にご褒美消費の防止に繋がるのか説明していきます。

 

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■2 チーズケーキ選択におけるプライミング実験

 

 

プライミングを行うことによって、消費行動に違いが見られるのかに関して実験が行われました。

 

使用する商品

 

この実験では、2種類のチーズケーキを用意し、どちらのチーズケーキを選ぶかでご褒美消費であるか、実用的消費であったかを判断します。

 

 

 

右側のチーズケーキは、カロリーが低くヨーグルトなどの健康ワードが入っているため、ご褒美としてではなく、単にチーズケーキが食べたいという理由で購入されると考えられます。

一方、左のチーズケーキはカロリーが高く、濃厚やキャラメルなど太りやすそうなワードが含まれており、ご褒美として購入されると考えられます。

 

 

ご褒美消費を行う状況づくり

 

この実験では、被験者をご褒美消費する状況を生み出す必要があります。

そのために、「人のために行った行動(他者利益)に関する作文」を書いてもらいました。

自らの良い行いをアウトプットすることで、ご褒美消費が発生しやすくなりますからね。

 

また、この作文は後程添削して被験者に返されます。

その添削で、ダイエットに関するワードを自然に被験者に与え、プライミングを行います

 

 

結果

 

① ダイエットについて意識していればしているほど、プライミングの効果は大きくなった。

② プライミングの過程が対象者に分かりやすすぎると、効果が低下する。

 

まず①に関して、ダイエットを達成したいという考えが強いほど、ダイエット関係の言葉を耳にすると実用的消費(カロリーの低いチーズケーキを選ぶこと)をしやすくなるという結果になりました。つまり、ご褒美消費をしなくなりました。

また、②の結果より、プライミングの実験をしているということが被験者にばれて、被験者がプライミングを意識しすぎたら、プライミングの効果が下がってしまうということが分かりました。

 

つまり、ダイエットにプライミングは有効ですが、常にプライミングについて考えるというのは良いものではなく、ふとした時にプライミングが行われる必要があるようです。

 

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■3 ご褒美消費を回避するオススメの方法

 

 

1 目につく場所に貼っておく

 

 

例えば、冷蔵庫やパントリーなど、ふとした時に目に入る場所はおすすめです。

今回紹介しませんでしたが、冷蔵庫にダイエットに関する言葉を貼っておくと、食生活が改善されるという研究もあります。

 

 

2 スマホの待ち受け画面に設定

 

 

つねに持ち歩く携帯端末の待ち受け画面にダイエット目標に関連のある言葉や画像を設定するなど、生活環境の身近なところにダイエット関連ワードを用意し、その言葉に触れられるようにすることも有効です。

 

 

■4 まとめ

 

 

ダイエットをする人の敵である「ご褒美消費」を防止する方法として、プライミングという理論を紹介してきました。

プライミングというのは、ある目標があり、その目標達成を邪魔する要因が発生した時に、その目標に関連する言葉を目にしたり耳にしたりしたら目標達成の気持ちが強くなるという理論でした。

この記事では、ダイエットの敵であるご褒美消費に対してプライミングを行い、実際にカロリーの高いチーズケーキを買うのをやめさせるという効果が明らかになりました。

 

最後に、今までダイエット法を教えておいてなんてことを言うのだ!と思うかもしれませんが、過度なダイエットは危険な行為です!

そして、たまのご褒美はストレスをためないためにも重要です!

このことを頭において、どうしても必要な時だけこのプライミングを使ってみてください。

 

 

今回の記事はここまでです!最後までご覧いただきありがとうございました。

この記事のほかにも皆様のお役に立てるであろう記事を書いていますので、よかったらぜひそちらもご覧ください!

 

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