よく怒る人実はいい人説 ~怒りの行動心理学~

スポンサードリンク

皆さんこんにちは。もちおと申します。

早速ですが、皆さんの周りによく怒る友達や知り合いはいるでしょうか?

最近は、人間関係を壊したくないからとたとえ怒っていたとしても自分の胸にとどめる人が多くなっていますが、まれに怒りを表現する人もいると思います。

今回はそのような怒りを素直に表現する人に焦点をあて、怒る人の悪い面ではなく、良い面を見ていきたいと思います。

 

今回引用した論文は以下の通りです。

木野 和代 「怒り反応傾向と精神的健康および個人内要因との関連」 2004 名古屋大学 発達心理学

木野 和代 「日本人の怒りの表出方法とその対人的影響」2000 日本心理学誌 名古屋大学

 

 

 

■1 怒りを表に出す人実はいい人説!?

 

 

2種類の怒り方

 

怒りを表現する人がいい人といっても、それには条件があります。

それは、怒り方です。

怒り方には大きく分けて2つの種類があって、主張的な怒りと攻撃的な怒りがあります。

攻撃的な怒りというのは感情に任せた怒りで、一方的に怒りをぶつけたり、最悪の場合手を出したりします。

一方、主張的な怒り方はコミュニケーションの手段の一つとして行われるものです。

今回、いい怒り方として取り上げるのは、後者の主張的な怒り方です。

 

狭く深い友人関係

 

僕が今回この説を提唱した理由は、怒る人というのは友人関係において、特徴的な関係を築きやすいと言われているからです。

その関係とは、狭く深い関係です。

主張的な怒りをする人は、怒りを抑え込む人に比べて、友人と狭く深い人間関係を築く傾向があることが研究で明らかになっています。

ちなみに、攻撃的な怒りをする人は友人関係は崩れていると思うので、除外しています。

深い友人関係が築ける理由として考えられるのは、怒りを表に出す人は、ため込む人と比較して感じるストレスが大きく異なるということです。

怒りをため込む人は、同時にストレスもため込んでしまうため、心のなかで深い人間関係から逃げる傾向があるとのことです。

 

以上より、主張的な怒りを表面に出す人は、むしろよい人間関係を築きやすい良い人であると言えます

しかし、怒りを表面に出したくても、どうしたらいいのかわかりませんよね?

続いて、どうすれば主張的に怒れるのか紹介します。

 

主張的な怒り方とは?

 

主張的な怒り方というのはどういった風な怒り方なのでしょうか?

DESCという有名な方法があります。

DESC法

① 目の前で起こった客観的事実を述べる。(DESCRIBE)

② それに対する自分の意見を述べる(EXPRESS)

③ そして相手への提示をして(SPECIFY)

④ 相手の「イエス」や「ノー」の反応に対する対応を準備する(CONSEQUENCE)

 

このように、怒りを覚えた時にすぐ攻撃的になるのではなく、自分の意見を納得してもらうような怒り方が主張的怒り方で、良い人間関係を築くためにもおすすめの怒り方です。

 

 

 

■2 怒りを表に出す人のメリット

 

 

これまで、怒る人の周辺への影響を説明してきましたが、怒る人自身へのメリットもあります。

そこで以下では、怒る人のメリットも説明していきたいと思います。

 

生活満足度が高い

 

怒りを表面に出す人は、生活の中での問題解決がよくできるため、生活における充実感が増すような環境を整えることができます。

一方、怒りをため込む人は、家族間や友人間でのコミュニケーションが十分に行われない傾向があるため、生活満足度が低いことが証明されています。

 

 

個人志向性・社会志向性が高い

 

怒りを表現するひとは、他者との共存や社会的な適応を目指す社会志向性が高く、自我の未熟さや、他者に一方的に頼るといったようなことがない傾向があります。

そのため、個人としても社会人としても成熟した状態でいられることになります。

 

 

 

■3 怒る人に対する周りの人の素直な意見は?

 

実際のところ、怒りを表面に出す人はどのように思われているのでしょうか?

 

嫌い派の意見

Aさん:頭ごなしに怒ってきて、ストレスがたまる

Bさん:自分の制御ができない未熟者

Cさん:自信をなくさせる行動をわざわざするなんてくそ野郎だ

 

嫌いではない派の意見

Dさん:自分のために怒ってくれている

Eさん:怒らずに黙っている方が不気味だし、はっきり言ってもらえるほうがスッキリする。

 

やはり、怒る人には様々な意見がありますが、この意見を見るとある法則が見えてきます。

それは、嫌い派の意見で言われているのは、攻撃的な怒りを表現する人に対してで、嫌いではない派の意見は、主張的怒りを表現する人に対する意見であるということです。

自分のために怒ってくれていると感じるのは、怒りの原因を説明されて納得しているからであり、怒る人がしっかり主張しているからであると考えられます。

つまり、主張的な怒りは、相手に好意的に受け入れられる傾向があるということです。

 

オンラインカウンセリングなら日本最大級の「cotree」

 

■4 まとめ

 

 

よく怒る人についてどう思うか?と聞かれると、多くの人が否定的な意見を持つと思います。

しかし、自身の怒りを表に出す人は、それが主張的である場合は良好な友好関係を築きやすいということが分かっています。

不満を持った時に我慢するのではなく、コミュニケーションをしっかりとって解決することができる人は、深い関係を築きやすいひとであるということです。

怒る人は実はいい人なのです。

 

そして、最後にみなさんにお伝えしたいのは、みなさんも不満を持った時はしっかり主張していただきたいということです。

主張的な怒りを表現する人は、個人志向性・社会志向性が高くなります。

また、主張的な怒りは、実は周りの人から否定的に思われません。

ぜひ、臆すことなく主張してみてください。意外とスッキリしますよ!



今回の記事はここまでです!最後までご覧いただきありがとうございました。

この記事のほかにも皆様のお役に立てるであろう記事を書いていますので、よかったらぜひそちらもご覧ください!

 

スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です