商品をお高く見せるには「見た目の重さ」が重要?【消費者行動を見抜く】

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消費者行動論という学問があります。

そこでは私たち消費者が、ある条件においてどのような行動をとる傾向にあるのかについて日々研究され、実社会でも活用されています。

例えば、みなさんが聞いたことがありそうなのは、スーパーマーケットなどでよく使われている、消費者を壁に沿わせて店内をぐるっと一周させる戦略でしょう。

目につく商品に沿って店内を歩く消費者の行動を利用して、人気商品を壁沿いに配置することで消費者を歩かせ、より多くの商品を見させています。

しかしこれはほんの一部の例であり、消費者行動の研究は他にもまだまだ沢山あります。

今回は、消費者が商品に対して希少価値を感じるのはどのような時なのかという疑問を、そんな消費者行動論の側面から説明していきたいと思います。

 

参考文献

平木 いくみ;外川 拓 「視覚的重さと希少性の知覚」 2019 正体査読論文

 

 

 

商品をお高く見せるには「重さ」が重要?

 

さきほど、希少価値という難しい言葉を使いましたが、商品に対して希少価値を感じるというのは簡単に言うと、商品がお高く見えるということです。

希少価値が高いと感じる商品ほどお高く見えるのです。

今回、このテーマを話そうと思った理由は、商品の希少価値が、高ければ高いほど消費者に手に取ってもらいやすく、売る側もどうにかして高めたいと思っているものだからです。

この記事を通して、売る側の人にはマーケティングの参考にし、消費者の方にはそんな店側の戦略を知っていただきたいのです。

 

さて、そんな希少価値ですが、どうやら商品のもつ重さが重要なのだそうです。

重さといっても、商品を持ち上げたときに手に伝わるような物理的な重さと、見た目、つまり視覚的な重さの2種類がありますが、私たち日本人は両方の重さから希少価値を判断するようです。

その商品を手に取ったり、見てみたりしたとき、重たそうだと感じるかどうかで希少価値が変わってくるということです。

このような実験があります。

 

 

物理的重さと希少価値の関係の実験

 

 

被験者に対し、とある国の外国紙幣を1枚渡し、その貨幣の価値を感覚で尋ねました。

同じ貨幣ですが、重いクリップで挟んだものと軽いクリップで挟んだものの2種類を用意しました。

それぞれのクリップの価値を被験者に尋ねた結果、重いクリップで挟んだ紙幣の方が高い価値が付けられる傾向があることが分かったのです。

 

視界的重さと希少価値の関係の実験

 

 

消費者に対して、パッケージの下の方に画像がついている商品と上の方に画像がついている商品のどちらが重そう見えるか、そして高そうに見えるかという質問をしました。

その結果、前者の、パッケージの下の方に画像がついている商品の方が重く、かつ高そうに見えると答える人の方が多かったのです。

明らかに視覚的なイメージから重さを感じでいます。

 

この2つ目の実験からもわかるように、私たちは重さによってその商品の希少価値を判断するようです。

では、どのような商品が重そうに見えるのでしょうか?

それが分かると、店側も商品を高く見せることができますしね。

 

 

色の濃さで視覚的重さが変わる

 

色の濃さが濃いほどその商品が重く見え、薄いほど軽く見えるそうです。

また、明るさも少し関係しているようで、これもイメージ通りだと思いますが、暗い色ほど重く、明るい色ほど軽く見えるようです。

そのため、暗めで色の濃い商品パッケージにするとお高く見えて、消費者に手に取ってもらいやすくなるということになります。

 

株式会社シロトリより引用

 

たしかにこの画像を見ると、個人的な意見ですが、左の黒いパッケージの方が高級感があるように感じます。

 

黒っぽい服の女性客を接客すべき!?色彩心理学が明かす性格と行動

2019年4月8日

 

 

商品の配置位置で視覚的重さが変わる

 

商品の配置位置も影響するそうです。

商品棚の上の方に配置しているものに比べて、下の方に配置している商品のほうが重く見えるのです。

これは、重いものは下に落ちるというイメージからくるもので、下にあるものは重いから下にあるという心理が働くようです。

しかし、下の方に置きすぎて消費者の目に入らなければ元も子もないので、そのへんは要調整ということでお気をつけください。

 

 

まとめ

 

今回は、希少価値と商品の重さの関係について話してきました。

商品の希少価値というのは、高ければ高いほど消費者に手に取ってもらいやすく、売る側もどうにかして高めたいと思っています。

そんな希少価値が、商品の見た目の重さに関係しているということを説明しました。

外国紙幣の例やパッケージの例からも分かるように、商品の見た目の重さが重いほど、消費者はその商品に希少価値を見出すのだとか。

で、肝心の見た目の重さを重くする方法ですが、例えばパッケージの色を暗く、もしくは濃くするだとか、商品棚の下の方に並べるといった方法が効果的です。

もし皆さんが商品を売る側の立場であれば、1度お試しください。

また、消費者の立場であるならば1度商品を見てみて、その商品の見た目の重さと、感じる希少価値を比べてみてください。

今回話した内容が当てはまっているかもしれませんからね。



 

今回の記事はここまでです!最後までご覧いただきありがとうございました。

この記事のほかにも皆様のお役に立てるであろう記事を書いていますので、よかったらぜひそちらもご覧ください!

 

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