【動物の行動心理学】ギャンブルをするのはヒトだけでなかった!?

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皆さんこんにちは、今日は動物の行動心理について話していこうと思います。

ぜひ、最後までご覧ください。

 

さて、私たち人間も動物たちも含め、生物というものは合理的な行動をするものですよね。

自然界で生き残っていくためには、効率よく多くの獲物を捕らえる必要があり、そのためにも損をするような立ち回りは回避されるべきです。

一頭のゾウと四頭のシマウマを前にしたハイエナが、ゾウではなくシマウマを狙うのは、ゾウを捕えれば大きな栄養になるもののケガのリスクがあるからです。

このように、自然界で生き残っていくためにも生物たちは合理的で効率的な行動をとるべきで、実際に多くの生物が行っています。

しかし、どういうわけか、そのような合理的な行動を行わないような生き物も存在します。

例えば、人間です。

我々人間は、ギャンブルなど、だれが見ても明らかな不合理な行動を行っていますよね。

そして、今回のメインテーマでありますが、人間だけでなく、動物たちもそのようなギャンブルに近い行動を取ることが分かっています。

まだ百歩譲って人間であれば、多少不合理な行動をしても食には困らないですし、生きていけます。

しかし、野生の動物はどうでしょう?

狩りの場でギャンブルをするなんて、大問題であり、にわかに信じがたいですよね。

今回は、そのような生き物の不合理な行動を紹介していきたいと思います。

 

 

 

■1 人間の不合理さを示す面白い問題

 

 

モンティホール問題というものがあります。

3つのうち1つだけ賞金が手に入る扉があります。最初に扉を1つ選んで、正解を知っている司会者が選ばれなかった2つの扉のうちハズレの方の扉を一つ開けます。ここで、回答者は回答を変更することができます。回答を変更せず最初に選んだドアを最後まで信じてもいいし、変更してもいいです。さて、どうしますか?

 

多くの方は、回答を変更しようがしまいがアタリの扉を引く確率は変わらないと思うでしょう。

実際、人間のほとんどが最後まで同じ扉を選び続けるそうです。

しかし、本当は変更したほうが当たる確率は高いのです。

最後まで同じ扉を選び続けた場合、確率は1/3=33%です。

一方、司会者の発言によって変更した場合は、条件付き確率となって、1/3÷1/2=2/3=66%になるのです。

 

このように冷静に考えてみると、変更したほうが合理的な判断であると考えられますが、多くの人間が不合理な行動を取ってしまいます。

この行動の背景には、所有効果というものが関係しています。

人間は、自分が所有している物に大きな価値を置き、それを手放すことに抵抗感を覚える所有効果というものがあるそうです。

人間は不合理な行動をする生き物であるようですね。

 

 

 

■2 ハトにもギャンブルの心理が?

 

 

ギャンブルは人を依存させ、生きてくうえで必要不可欠なお金をむさぼります。

そのようなギャンブルにかかわる問題を解決するために、多くの研究が行われてきました。

以下では、ギャンブルに向かう心理を紹介していきます。

 

 

ギャンブル心理1: 衝動性の高さ

 

衝動性というのは、行動への制御が働かず、あまり考えないで思うままに行動してしまう性格のことを言います。

例えば、「衝動買い」という言葉は皆さんご存知ですよね。

もともと買うつもりはなかったのに、陳列棚にならんでいるプリンを見かけるとついつい手にしてしまうあれです。

まあ、この程度であればだれにでもありますよね。

ギャンブルにハマってしまう人はこれの強烈バージョンというわけです。

この衝動性が高ければ高いほど、負けのリスクを恐れず、大きな価値を求める傾向があるのだそうです。

 

 

ギャンブル心理2:部分強化消去効果

 

この部分強化消去効果というのは、行動して必ず報酬を受け取るよりも、たまにしか受け取らないほうがその行動を継続しやすいという効果です。

ギャンブルのようななかなか当たらないものに依存していくのは、この効果が原因であると言われていて、実はこれは人間だけでなくハトにもみられるらしいのです。

そうです、あのハトです。

次のような実験があります。

 

 

実験

〇と+のマークがあります。

〇のボタンを押せば20%の確立で赤にひかり、80%の確立で緑に光ります。そして、赤に光った場合80%の確立でえさがもらえ、緑に光るとえさがもらえません。

一方、+のボタンを押せば20%の確立で青に光り、80%の確立で黄色に光ります。そして、青に光った場合40%の確立でえさがもらえ、黄色に光った場合も40%の確立でえさがもらえます。

 

 

図に表すと、上のようなものになります。

つまり、〇を押せば16%でえさがもらえ、+を押せば40%でえさがもらえるというわけです。

このように考えると、+を押すのが合理的な考えかたであると思いますよね。

しかし、ハトは〇を押したがるそうです。

それは上で紹介した部分強化消去効果が関係しているようで、+のように選びさえすれば何色に光ろうともえさをもらえる可能性があるほうではなく、アタリとハズレがハッキリしている〇の方が好まれたのです。

ハトもギャンブル要素を持っているということがわかりますね。

 

このように、部分強化消去効果はハトにもあてはまるものであり、ギャンブルのような不合理な選択を動物であっても行っているということになります。

 

SNSでお金節約!?~お金の行動心理学~

2019年3月16日

 

 

■3 ハト以外の動物もギャンブルをするのか?

 

 

ハト以外の動物であってもギャンブルのような不合理な行動をとることが分かっています。

例えば犬です。

狼であれば、もらえるエサの量が少なくとも確実にもらえる選択をしますが、犬は確率は低くとも多くのえさをもらえるように行動するみたいです。

ハイリスクハイリターン的な考えですね。

 

また、サルも季節を問わず同じ狩場で食べ物を集める習性があるそうです。

季節によって獲物が良くとれる場所は変わってきます。

そのため、多くの動物は狩場を移動しながら狩りをします。

しかし、サルの場合他のサル集団との争いを避けるためにも、同じ狩場でえさを集めるという不合理的な行動にでるのです。

 

このようにですね、ハト以外にも、犬や狼、サルをはじめいろんな動物に不合理な行動が見られるのです。

 

 

■4 まとめ

 

 

今回は、不合理な行動をする生物について話してきましたが、楽しんでいただけましたでしょうか?

過酷な自然界で生き残ってこられた生物たちは、自身の利益となる合理的な選択をしてきたと思われますが、案外ギャンブルな行動もしているようで、すごく興味深いと思いました。

今回のメインの部分である、行動して必ず報酬がもらえるよりも、たまにしか結果がでないほうが行動を継続するという部分強化消去効果は、人間がギャンブルに向かう心理の一つですが、これが動物であるハトにも共通するということで、みなさんに新しい知識となれば幸いです。

ハトだってギャンブルはするようですね。

 

 

今回の記事はここまでです!最後までご覧いただきありがとうございました。

この記事のほかにも皆様のお役に立てるであろう記事を書いていますので、よかったらぜひそちらもご覧ください!

 

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